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千住いえまちプロジェクトによる
リノベーション・プロジェクト「玉井荘」
路地のまち千住の一角。千住3丁目の緑多い、どこか懐かしさを感じさせる路地のなかに玉井荘はある。
昭和38年築の2階建てのアパートで、高度経済成長期の千住を支えたアパートの1つである。
当時は玉井荘のような、風呂なし、トイレ共同のアパートはごく標準的だったが、徐々に近年の生活スタイルに合わなくなり、10年以上、2階の3部屋が、空き室のままとなっていた。
千住は新しい魅力もたっぷりあるが、古くからの歴史が息づくまちであり、建物も新旧入り混じるモザイクのようなまちであることに我々は魅力を感じてきた。古い建物の魅力を発見し、伝えること、また、空き家・空き室になっているものについては、現代に生き返らせ、再度活用することで、まちの魅力につなげたいと考えてきたが、玉井荘はそのチャレンジのひとつである。
リノベーションを進めていくと、ひんやりと人気のなかった無機的な部屋に風が通うのが感じられるようになってきた。リノベーションの合間に、この昭和を感じさせる空間や、玉井荘が面する路地を使ったミニイベントを行って、地域の方たちにこの空間を体験していただいている。
2016年4月からは、レンタルスペースとしても活用をスタート。まちのなかのこの小さな空間を、千住のまちを大切に思う方に、ぜひ、使って欲しい。
(※現在はレンタルは行っていません)
リノベーション前
リノベーション後
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