【イベント報告】千住紙ものフェス出店 2017.11.4 [SAT]
千住4丁目氷川神社で行われた紙フェスで、千住絵馬と地口あんどんの絵を販売させていただきました。日ごろ玉井荘で活動しているメンバー3人で出店したので、こちらにも記録させていただきます。
地口とは江戸時代の言葉あそび。いわば「だじゃれ」です。たとえば、 「案ずるより産むが易し」は「あんずより桃が安い」
なんて風に、文字と絵で描かれています(^^;)。 こちらは絵馬。干支の絵馬や神様の絵馬などいろいろ種類があります。↓
千住4丁目の絵馬屋8代目が描く絵馬と地口絵は、なんと江戸時代から絵柄も材料もほとんど変わらず伝えられていて、時を経て、そのデザインがむしろ新鮮でかわいく、現代の住空間に素敵になじむ気がします。
というわけで、当日。
ずらりと絵馬を並べ、164種類伝えられている地口あんどんの絵はセレクトしてファイルに整理し、社務所2階のたたみの部屋で店開きました。
★ぜんぜん知らなかったとゆっくり話を聞いてくださった方。 ★知ってはいたけど、こんな風に並べて見たことはなかった、こんなに種類があるとは知らなかった、と言う方。
★たたみに座ってゆっくりと地口絵のファイルを眺めて行ってくださった方。 ★西新井のエンブレムホステルから来てくださったアメリカのお客さまは、英語堪能なスタッフの説明をじっくり聞いて、なんと3枚も地口絵を買ってくださいました。(写真はエンブレムホステル様のFBより)
★そして、地口絵を使ったカレンダー作りワークショップも。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました! 多くの方に千住の、日本の、江戸の、素敵な文化に触れていただけたこと、このイベントに「紙」つながりで参加させていただけたご縁に感謝します。
当日夜、絵馬屋さんにご報告に行き、たくさん売れたことを喜んでいただけたこともうれしく、ふとこんなこと思いました。
買う(売る)ことで、文化を伝承する一助となれる
ディスプレイ用の額ごと買ってくださった方もあったので、飾り方提案ももっと考えてみたいなと思いました。後世に継承したい文化が、いつの間にかなくなってしまうことが多くて悲しいので、そんなことを考えたりしています。
秋の良い1日をありがとうございました。
#千住紙フェス